知人が面白いことを言っていた。 彼の友人の、日本語が堪能なアメリカ人が映画「風立ちぬ」を観て、 こんな感想を述べていたというのだ。 「主人公の堀越二郎はバカなのか」と。 (以下ネタバレ注意!) 婚約者が喀血して見舞いに駆けつけても、 仕事があるからと言って、早々と帰ってしまう。 高原病院を抜け出して来た婚約者をそのまま留めて結婚したのに、 仕事を優先して新妻を離れの病床に1人で放置し、 残業して平気で夜遅く戻ってくる。 ばかりか、帰ってからも妻に優しくしてやるでもなく、 ひたすら仕事に打ち込む。 こいつは女性を、婚約者を、妻を何だと思っているのか。 しかも彼女は回復がほとんど絶望視されている病いなのに。 ーーということらしい。 なるほど、私などには思いも寄らなかった感想だ。 「仕事」についての感覚がまるで異なる。 どうやら、この作品が国際的に高い評価を得るのは難しそうだ。 ==============================テーマ「『風立ちぬ』から現代を考える」
平成25年10月13日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。
「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。
毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。
人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )
詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。
次回の10月13日(日)開催の「ゴー宣道場」のテーマは
『「風立ちぬ」から現代を考える』
宮崎駿の新作映画『風立ちぬ』が10月までロングランしているかどうかはわからないが、
この映画には歴史観においても、現代を見る視点においても、
重要な論点が内包されている。韓国人や日本の一部のインテリが批判するような
「ゼロ戦は戦争推進の殺人兵器だから悪であり、
それを作った堀越二郎は無条件に称えてはならぬ」
という典型的な自虐史観を大前提にした物言いは無意味である。
「宮崎駿の〈世界〉」という著書もある切通理作氏と、
宮崎アニメが大好きで『風立ちぬ』はすでに3回も見たという高森明勅氏が
熱く語るだろう。
わしは宮崎アニメはあまり熱心に見てはいないが、
『風立ちぬ』は大人ものだから、興味ある論点がいくつも思いつく。
注意してほしいのは、宮崎アニメ絶賛オタクのうんちく大会ではないということだ。
あくまでも『「風立ちぬ」から現代を考える』のが
次回の「ゴー宣道場」のテーマである。
映画を見た人も、見てない人も、現代を考える気がある人なら
楽しめる道場にしよう。
HP上の申し込みフォームからも申し込み可能です
上 ↑ のHPメニュー「道場参加申し込み」、もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)を
クリックして、申し込みページにお進み下さい
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい
お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。
申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。
当選された方は、道場当日、その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
引き続き、往復ハガキでの応募も受付けております
入場料は、お一人1000円です。
参加ご希望の方は、
往復はがき に、『第38回参加希望』 と明記、
さらに、
1. 氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)2. 住所
3. 電話番号
4. 年齢
5. 職業(学生の方は学校名)
6. 募集を知った媒体
7. 応募の理由と道場への期待
返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、
〒152-8799東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め
『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端
まで、お送り下さい。
応募〆切は平成25年10/2(水)必着です。
当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます(往復ハガキで応募された方は返信ハガキで、ネットから応募された方は
当選メールでの通知となります。)
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい
皆様からの多数のご応募、お待ちしております
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